ここが変だよ

仲木戸駅…昔はこの駅を上り特急が通過し、下り勾配に差し掛かるとき尻がよう浮き上がったものですが…。
そんなことは、どうでもよろしいねん。
仲木戸駅は、結構みょうちくりん構造をしていまして、そのみょうちくりんな所を見てきました。


少しわかり難い写真で申し訳無いですが、仲木戸駅は盛土上に有ります。
盛土上ならば、井土ヶ谷や逸見も同様なのですが、決定的に違うのは神奈川駅方(写真左)も神奈川新町駅方(写真右)も地平駅なのです。
つまり、この仲木戸駅だけが盛土の上に駅があるのです。
これは、当時の社長が乗心地に変化を…。と、言う訳ではなく、横浜鉄道(現、JR横浜線)が東神奈川駅付近から、横浜港への路線を開通した際、
平面交差を避けるために設けられた立体交差の名残りで、そのため、前後は地平。この駅だけ盛土上という変った線形になりました。
ちなみに、横浜鉄道廃線跡は道路用地に転用された模様です。


さてと、仲木戸駅のホームの反対側。つまり外を見ますと、盛土が妙に広いような感じがしたり橋台な様なものが残っています。
これは、昭和11年12月25日に急行運転の速度向上を目指して、出村(現、廃止)・生麦(一時待避線消滅)・仲木戸(現、待避線消滅)の
3駅に待避線が設けられたときの名残りです。
生麦駅は後年下り線のみ復活しましたが、この当時の待避線が殆ど消滅しているのはなんとやら…。

ホームの方ですが、相次ぐ改修や延長により待避線があった痕跡を見つけるのは難しいです。



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