近江鉄道バス感謝祭2003

先日の9月20日に大津営業所敷地内にて、バスイベントが行われました。
当日はあいにく雨となったせいか、出足が少なかったのですが、社員の方々による臨機応変な配慮もあり楽しい日となりました。


大津営業所入口です。
一般道が隘路ですが、一方通行となっています。
そのため、営業所に入る形態も一方通行を意識した形態に。


写真の大きさ関係でわかりにくいですが、取り付け道路から既に営業所敷地内となります。
写真は、入口部分にある立入禁止を表す立て看板。


所内に入り、かなり厳しく見学コースのようなものが決まっているかと思いきや、
一部事務所内や裏手など立入禁止の場所もありましたが、驚くなかれ基本的に自由見学。
尤も奥のほうが正規の展示場所ですから、入口から順次見ていくことに…。
入口には、わざと置いたしか思えないような位置に大宮線の西武観光バスと品川線の羽田京急バスが…。
後ほど知ったのですが、狙って置いたそうです。してやられた…。(謎)


もちろん通常営業も行っているわけで、全部のバスが集結したり車内見学が出来たりしたわけではありませんが、
この様に、当日営業運転に付かない大津営業所所属のバスも外からですが、撮影することも出来ました。


その営業所内で、レアな車を発見…。
何の変哲も無いスペースウイングですが、富士重の直結冷房で屋上にエバボレーターが載っているほか、
日デが大売出ししていたが、陰りが見えてきた頃のU−代の後二軸車。
更に、後部トイレ付きで床下には荷物置き場があるというなんか凄い車。
元は関空リムジンだったらしい。
ちなみに、こんな毛色の変わったバスは全国的にもレアなのですが、荷物置き場を広く取る必要があるはずなのに後二軸というのも珍しい。


雨が酷くなり、写ってはいませんが写真左手の検収修理用の格納庫を利用する方向に切り替えたため、
奥にいた、展示見学用にあつらえた車が、続々と集結。
それにしても、ボンネットバスとレトロ調バス(きぬがさ号)の現地代走は…?


途中でどっかに行ってしまいましたが、奥のほうでイベントをしていた時に休憩所として利用されていた5Eです。
大津営業所では古参で余命が短い様子ですが、これより古い車(銘板で判明)が八日市営業所で活躍中。


他社の高速バスが置いてあるのなら、もちろん近江鉄道も。
なんと、一番年式の新しい03年式スペースウイングを展示していました。
実際は、展示とゆうても、試乗会で敷地外に連れ出されていたため、なかなか定位置の決まらない車でした。


本来は、見せ物の予定だった、ボンバス(写真と)レトロ調バスは敷地内の試乗に急遽借り出されていました。
織姫と彦星状態(1年に1度しか会わない)の某氏(もちろん男性)とレトロバスの外向き座席に座ったのですが、
カップルみたい…確かに、この席は恥ずかしい。(この時には既に服は乾いたましたけど)
ちなみに、奥がその屋根付きのため格好の利用場所となってしまった検収修理用格納庫。
写真は撮影しませんでしたが、こちらで部品即売も行われました。
社員の皆さんの商売が上手いこと上手い事…。
ちょいちょい、『幾らお金をとっても何とやら…』なんて揶揄されることの多い業種ですが、近江鉄道はそんなこともなく、
むしろ、別方面で再就職が出来るのではないかと思うほどサービス上手でした。(某氏は引いてましたけど…)
さすがは近江商人魂???


本来、ここまで雨が酷くなると、汚れるのを嫌って、見せるだけの事業者も多い中、近江鉄道の大変素晴らしい心配りで新車とて開放。
しかも、ごらんのマルチライダーは外開きで扉の内側がびしょ濡れなのですが、スロープ板まで引き出してくれていました。
元西武バスも整備の終わったばかりでピカピカ。しかも座席にビニールが掛かった状態の大型車まで開放していました。
ちなみに、近江鉄道の整備は賞賛に値するほど素晴らしく、中古車といえども車内はもとより外観まで新品同様に。
その技術の高さは元の事業者がわからなくなるほど。


某氏も乗った瀬田行き最終バスです。
左の方に大勢の社員が写っていますが、実際はもっと大人数が集結していました。
ここでも、近江鉄道の素晴らしきところで、他所さですと閉場間際には『さ、ちゃっちゃと撤収しようか』というような光景が見受けられるのですが、
このバスが、出るときには、拍手と『ありがとうございました』と某デパートの閉店でも無いぞと思える見送り体制。
私は、この瀬田行最終バスを追う形で自転車で一人ひっそりと退場するつもりでしたが、やはり『ありがとうございました…』と盛大に見送り。
わかっちゃいるが、どっか恥ずかしいやらなんやら…。

後書き…
普段はこんなことか書かないのですが、雨の中にも関わらず、最大限のサービスを行った近江鉄道に改めて感動。
最後の方は、個人的にも無茶苦茶な部分等いろいろありましたが、嫌な顔一つせず更に上を行く気配りで応対してくれはった社員の皆さん。
ホームページ上やけんど、おおきにありがとう。
管理者より。


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