近江鉄道のレトロ調バス

2002年秋に、五個荘町と安土町等の関係各部署が計画し、両駅を結びつつ両町の観光名所当を回るバスを運行するにあたり、
運行を担当する近江鉄道が伊丹市交通局のシティーゴーランド号として使用されていた、いすゞの中型キャブオーバーバスを導入し運行にあたりました。
ただ、諸般事情で2002年のみの運行となり(2003年9月19日現在)、現在は彦根に滋賀200か100が。大津に滋賀200か99が配置されています。
しかし、実際には八幡営業所(移転により、営業所は消滅しています)に配置され、八幡市内でも運行についていたようです。
その後、八幡営業所があやめ営業所開設に伴なう消滅により、あやめ営業所に移り、きぬがさ号として活躍していました。

○レトロ調バス写真集。
 便宜上、滋賀200か99を99番。滋賀200か100を00番としていますのでご注意ください。


きぬがさ号として五箇荘駅発車するバス。
小生はこの写真しか手元になく、なんだか解りませんね。申し訳ない。
2002/9/15五箇荘駅前で撮影


この写真は、つい最近撮影したものですが、五箇荘駅の進入路です。
リエッセとほぼ同規格のレインボーですらキッチリな感が強いのですが、
このレトロバスが走っていたと思うと、今ではちょっとした思い出です。


使途不明のまま八日市営業所に留置されていた頃。(99番のみ確認)
前後面はきぬがさ号のままとなっていました。
余談ですが、小変化が起こる前の八日市営業所が懐かしい…。
2002/11/27日八日市営業所敷地外から撮影


彦根営業所に移り、新路線の市立病院線用に駆り出された00番。
この頃は既に運用についていたようですが、まだRMとの併用感が強かった様に記憶しています。
ちなみに、この車キャブオーバー車ということもあり小型車といわれることが多いですが、リエッセと並ぶと一回り大きく中型車であることが伺えます。
2003/3/6彦根営業所敷地外から撮影


大津営業所に移り、土・休日を中心にプリンスホテル線で活躍する99番。
車体に張られた告知は、スルッとKANSAIバス祭のもの。
車両本体は、大津営業所一般開放時のものです。


長浜市内の観光周回バスとして運行に付く事になった100番。
長浜対策として、屋根上に鉢巻(式広告)が立てられちょっとダサくなっています。その他の差異も少し変化しています。
ただ、長浜は土・休日中心の運用で、彦根は平日運用中心のため平日は今まで通り市立病院線で見受けられます。
2003/8/5撮影




まとめて車内の様子です。
見るからにすわり心地の悪そうなシート。その一部は窓の外を向く配置になっていることなどから、特殊用途車であることが伺えます。
キャブオーバーエンジンのため、エンジン配置上車内に点検用の蓋が存在する形になるため、ステップは相当無理なかたちをしています。
更に、この点検蓋は出っ張っているため、料金箱は恐ろしいほど高い位置にあり運転席との仕切り代用にもなっています。
そのため、非公式側には運転手用扉が存在。
大抵のバスは運転席右にスイッチが集中しているのですが、扉があるため適わずハンドルの左下部には電源などのスイッチパネルが存在。
よく見ますと、装飾灯などのスイッチがあり、このバスの特殊性がここでも垣間見られます。
最後は、銘板。輝く金縁の北村製作所がいい味です。
これらは、すべてスルッとKANSAIバス祭時に撮影を行ったものです。


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