伝説の路線(笑)京都八日市線京阪三条行2004
今年も11月のたった1ヶ月間。それも早朝1本だけ、八日市駅から名神高速道路経由京阪三条行が運行されました。
しばらく撮影することも無かったのですが、今年は絶対行かなくてはならない理由(何や?)があったため、僅かですが写真に記録してきました。
前回の記事(写真)から、開いてしまいましたので、少し説明が多いですが、ちとばかりお付き合いください。
ちなみに、撮影日は特記無き場合は、全て2004年撮影です。(日付のみ記載)
■その1:京阪三条行とは?■
いまさら説明も要らないかもしれませんが、『八日市駅(名神高速道経由)京阪三条』を結ぶ路線です。
2004年11月現在は表面上、八日市駅→京阪三条の片道一本。
なぜこんなみょうちくりんな路線が存在するかといいますと、三条京阪より湖東三山方面への路線バスの送り込みとして運行されています。
路線バスですが、座席定員制ということで要予約。つまり、定期観光として運行されていますが、
一般路線ゆえに、高速道路の通行料金は特大車区分ながら一つ下の大型車(路線バス特別割引)が適用され、
現在、乗降扱いをしないはずの八日市方面にも停留所が設置されています。
そのほか、大型車通行禁止の神埼線永源寺系統(御薗線など複数名称がありますが、ここでは神崎線永源寺系統に統一します)の
山上付近の隘路を突っ走るほか、永源寺−百済寺を回る用事が無い限り、大型車が通る必要の無い、高木付近の中央線の無い道も走ります。
■その2:昔はちょびっと凄かった■
今でこそ、伝説、幻、幽霊…など散々な表現が付けられることもありますが(ホンマかいな)、その昔は通年運行。
時期によって多少の増減はあったようですが、八日市駅−三条京阪間1往復。湖東三山方面−京阪三条間1往復。
もちろん、どの路線も往路復路ともに名神高速道路上や一般道上も各駅停車。
季節運行になるまでは、八日市駅の停留所にもしっかっりと記載されていました。(現在は目張りされたまま)
八日市駅の乗場。妙な余白が…。
接近
京阪三条と書かれていました。
もちろん京浜急行とはちゃうねん。(←当たり前!!)
↑参考までに、別の八日市駅のポール。こちらは、当初より三行表記なので、きちんと等間隔になっています。
ちなみに、国立滋賀病院の部分の下は
国立八日市病院(リンク先の戻る≠ナはこちらには戻れません。ブラウザの戻る≠ご使用ください。)。
実は、既に消滅行き先なのですが、今でも残っています。
全然関係のない話しですが、このポールどこかで見たことありませんか?実は、阪急バスとほぼ同じ代物で、そのものズバリでアルナ工機製なり。
2005/1/31八日市駅(3枚とも)にて
昭和61年11月1日当時の時刻表
八日市→京阪三条 |
八日市駅 |
名神八日市 |
名神蒲生 |
名神大津 |
京阪三条 |
● 7:00 |
● 7:09 |
● 7:16 |
● 7:46 |
● 8:15 |
# 7:45 |
# 7:54 |
# 8:01 |
# 8:31 |
# 9:05 |
湖東三山発 |
○16:15 |
○16:21 |
○16:56 |
○17:25 |
八日市←京阪三条 |
湖東三山行 |
○10:15 |
○10:07 |
○ 9:37 |
○ 9:05 |
○18:40 |
○18:22 |
○18:18 |
○17:53 |
○17:25 |
凡例
●=日・祝日及び年末年始は運休
○=4/1〜11/30まで運転
#=12/1〜翌年3/31までの日曜・祝日および年末年始運休
ちなみに、この頃を含めて終日運行当時は、山科区内からの乗車もあったとのこと。
■そして、今年■
なぜ今年になってから絶対行く必要があったかといいますと、長らく専用車と活躍していたP−RT53TE(末期は京都からの転籍車滋賀200か151)が
廃車になり、今年の充当車両は???と、言う理由からでした。
ちなみに、多客続行便(2号車)も同形式が多かったです。
←廃車後、大津営業所に留置されていた頃。5/26大津営業所にて(撮影許可済)
■先行パンフレットから■
先行パンフレットは、最新式といっても差し支えの無いKL−RA552RBNがど〜んと掲載。
前回の車がデラックスで今回の車もデラックスつながりなのかな?
ちなみに、写真をよう見ると判るのですが、滋賀200か278 OHMI3826 KL−RA552RBN
と、大津の車。冷静に考えると…。(京阪三条行は八日市が担当)
9/23彦根旅行センター(の窓)にて
■そして、ついにその日がやってきた■
11月1日早朝八日市駅。
定時になっても来ない…。運行取りやめ?ただの定期観光なら有りえん話しでもないけんど、路線バスである以上来ないというのはまず有り得ん。
そして、数分遅れて奴がやってきた。
果たして、今年の車は…。
U−RA520RBNでした。
一応スーパーデラックスなので格上ということ…か?。
完全専用車とはなっていないようで、行灯には手を入れてません。11/1八日市駅にて
■京阪三条から愛をこめて(笑)■
三条京阪からは路線バス名義≠ネがら、ノンストップ途中乗降不可の観光バスとして走る。
そのためか、乗降扉側には回遊定期バス≠ニ、なんともいえない名称(?)付きプレートが。
運転席側には高速道と規制対策(実は、永源寺町山上付近は大型通行禁止。除く路線バス。)か路線バスプレートが見える。
11/18永源寺町高木付近にて
■八日市駅の張り紙■
路線が重複する神崎線永源寺系統(3番乗場)に張られていました。
が、今年も乗り場は1番。愛東線等が発着する場所でした。
ついでに隅をつつくと、『時刻は…』という件があるものの、実際、時刻掲示が行われたのはかなり後になってからでした。
この写真からはわかりませんが、正規の発着場(愛東線などと同じ乗場)に張られたもの。10/31八日市駅にて
■増発便■
左側の滋賀22き437が今回の増発便。やはり仕様を合わせたか、同形式車を選んでいます。
続行便としなかったのは、この車のほうが先行する車の為で、
滋賀200か373は1号車ステッカーが張られているほか、先行する、2号車に正規のプレートが持っていかれている。
#管理者注:関西地方の皆さんには方々でおなじみなのですが、関西地方では、5(頭)⇒4⇒3⇒2⇒1(尻)と、いう具合に号車数が下がることが多い。
11/20永源寺車庫にて
■おまけ永源寺車庫■
定期便と増発便。そして路線など様々なバスが休む永源寺車庫。
この車庫にバスの台数が多くなるのもこの季節ならではの風物詩。
関連ページ
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幻の路線バス…八日市京都線京阪三条行
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